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[プレイレポ]戦略の幅が増した「バックパック・バトル」。独自性と中毒性を兼ね備えた一度は遊んでおきたい新型対戦ゲームだ
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印刷2024/04/11 12:00

プレイレポート

[プレイレポ]戦略の幅が増した「バックパック・バトル」。独自性と中毒性を兼ね備えた一度は遊んでおきたい新型対戦ゲームだ

 現在早期アクセス中の「バックパック・バトル」は,オートバトルとバックパック整理が組み合わさった新感覚の対戦ゲームだ。デモ版の時点でその完成度の高さから一部のコアゲーマーの間で話題となり,高い評価を獲得していた。

画像集 No.002のサムネイル画像 / [プレイレポ]戦略の幅が増した「バックパック・バトル」。独自性と中毒性を兼ね備えた一度は遊んでおきたい新型対戦ゲームだ

 早期アクセスが始まった3月8日からおよそ1か月経ったが,現在でもSteamの同時接続数は1万人を超え,レビューでも「非常に好評」を獲得している本作。デモ版の初期にはなかった日本語にももちろん対応しており,日本のプレイヤーでもさらに遊びやすくなっている。

 また,デモ版からは新しいクラスとして「バーサーカー」「パイロマンサー」が追加され,さらに登場するアイテムも大量に追加されているため,遊びの幅が大きく広がっている。本記事では,「バックパック・バトル」の魅力をあらためてお届けしつつ,早期アクセス版からの新要素について紹介したい。

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 基本的な遊び方については,以前に紹介したデモ版のプレイレポートで解説している。本作が気になった人はこちらの記事にも目を通してほしい。

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 Steamでデモ版が配信中の「Backpack Battles」は,オートバトルとバックパック整理が組み合わさった新感覚のデッキ構築型ローグライトゲームだ。現在は日本語化されていないものの,分かりやすくシンプルな面白さがコアなゲーマー間で評判になりつつある本作の魅力を紹介する。

[2023/10/27 18:00]


プレイヤーごとに定義される強力なバックパックを目指す


 「バックパック・バトル」を一言で表すなら「バックパック構築型対戦ゲーム」だ。アイテムを購入し,限られたスペースのバックパックにアイテムを詰め込み,相手プレイヤーよりも“強力なバックパック”の作成を目指していく。

 “強力なバックパック”とは,「ダメージ効率のいいアイテムが詰め込まれたバックパック」だったり,「強力なバフやデバフで攻めるバックパック」だったり,「作成するのに手間はかかるが,後半で盛り返しを見せるバックパック」だったりと,一言で定義するのは難しい。

 現実的かつ安定感のある強力なバックパックを目指してもいいし,ロマンを詰め込んで最強を目指してもいい。プレイヤーの考え方やプレイスタイルによって楽しみ方も変化するのが本作の面白い部分だ。

ショップに並ぶアイテムはラウンドごとにランダムで決まる。使用できるゴールド内で最適の買い物をしていこう
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 本作の大きな特徴の1つは,対戦ゲームでありながら非同期型であることだ。互いのプレイヤーが提出したバックパックを自動で戦わせる仕様なため,思考する時間で対戦相手を待たせることがない。

 いくらでも時間を使って自分のバックパックを検討できるのは,初めて遊ぶプレイヤーや,対戦ゲームが苦手なプレイヤー,ついつい考えすぎてしまうプレイヤーにとってもうれしい仕様と言える。

バックパック整理に制限時間は設けられていない。アイテムの配置やシナジーをじっくり考えて,現在の最強を提出しよう
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 本作では,アイテムのリロールができる(コストを支払う必要はある)ため,ある程度は自分の思い描く完成系のバックパックを目指せるが,アイテムの出現はランダムなので臨機応変さも求められることになる。

 デモ版から大きく変化したと感じるポイントがここで,デモ版からクラスが2種類増え,さらにアイテムの種類も大幅に増加しているため,プレイヤーはより状況ごとに適したバックパックの作成,整理をしなければならなくなった。

デモ版はアイテム数が少なく,強いとされるバックパックを目指せばある程度安定した成績を残せたが,早期アクセス版ではいい意味でバックパックの再現性が下がっている
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 本作の魅力であり,強力なバックパックを作成するうえで欠かせない「合成」についても紹介したい。特定のアイテム同士で発生する合成は,スペースが圧縮されると共に,強力なアイテムが生成されるので,より有利に戦いを進められるようになる。

 ただし,合成するためにはバックパックに素材となるアイテムを入れて隣接させ,1ラウンド経過する必要があり,合成するラウンドはバックパックが弱くなってしまう弊害も起こりえてしまうのだ。

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 そしてこの「今は弱くなるが,あとで強くなる」という要素は,何も合成だけの話ではない,強力なバックパックを目指すうえで,どうしても我慢を強いられる状況やラウンドというのは発生してしまう。

 今を生きるか,雌伏の時を経て後半の爆発に賭けるか。プレイスタイルによって思考や行動が変化するのも,本作の面白いポイントの1つと言えるだろう。


劣勢からの逆転劇が気持ちいいバーサーカー


 ここからは早期アクセス版より追加された新クラスについて紹介しよう。
 「バーサーカー」は,自身の体力が50%以下になった時に1度だけバーサク状態になるクラスで,バーサク時は受けるダメージが減少し,さらにアイテムの使用速度も向上する。バーサク時に一気に相手の体力を削り切るような,一発逆転の構築も狙えるクラスだ。

 アイテムの合成も得意なクラスであり,初期装備である「鍛冶屋のハンマー」は,さまざまな合成アイテムを生み出せる。中盤のサブクラス選択において,「かなとこ」を購入してブラックスミスになれば,その恩恵はとくに感じやすい。

ラウンド8開始時にアイテムを購入し,サブクラスを選択する。かなとこを購入すればブラックスミスになる
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 かなとこは,合成アイテムとシナジーがあり,合成アイテムが多いほど武器を強化できる。サブクラス選択までの過程にもよるが,合成アイテムをフィーチャーしたバックパックを目指すのであれば,ブラックスミスを選択して,さらに合成アイテムをかき集めていきたい。

合成アイテムの数だけ強さが増すかなとこ。状況ごとに強いサブクラスも変化するため,自身のひらめきを信じてバックパックを構築していこう
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バーサーカーのクラスは,ペットを使役できるウルフコマンダーやルーンがショップで販売されるシャーマンなど5種類。それぞれ大きく特徴が違うので,いろいろと触ってみよう
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ヒートの扱い方で味が出るパイロマンサー


 「パイロマンサー」は,アイテムの使用速度が上がるバフの「ヒート」を駆使するクラスだ。ヒートは溜めても強力だが,アイテムの中にはヒートを消費することで強力に作用するものも存在する。ヒートをどのように溜めて,どのように使うかを考えるのが重要であり,楽しいクラスとなる。

ヒートはパイロマンサーの固有アイテムのフレイムなどから獲得できる
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 「ドラゴンの寝床」を購入することでなれるスケイルウォーデンは,ドラゴンで構成を組みたいときに優れた選択となる。ドラゴンエッグは通常,卵からの孵化に2ラウンド時間がかかり,いかにそのラウンドを凌ぐかが課題となるが,ドラゴンの寝床があれば孵化までの時間が1ラウンドに短縮されるので隙が生まれにくい。

 とくにルビーの幼竜とドラゴンオーブの合成で生まれる「黒曜のドラゴン」は,ヒートを溜めることでパワーアップするドラゴンで,パイロマンサーとのシナジーを感じやすい。ドラゴンオーブが確保できれば積極的に狙っていくといいだろう。

ヒートと相性のいい黒曜のドラゴン。ドラゴンの孵化時間を短縮できるのがスケイルウォーデンの強みだ
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 「フレンドリーな火」を購入するとなれるファイアベンダーは,マナを使用することでヒートを獲得できるサブクラスだ。ヒートが一定数到達時に強力な効果を発揮するので,ファイアベンダーを選択する予定であれば,サブクラス選択前にマナやヒートを確保する手段を用意しておこう。

ヒートをとにかくかき集める必要があるファイアベンダー。サブクラス選択時に現在の方向性に合致したアイテムを購入しよう
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 デモ版の時点で毎週のようにアップデートが入り,継続したバランス調整が施されていた「バックパック・バトル」は,早期アクセス版でも細かい調整やアップデートが行われている。クラスやアイテムの追加でさらに幅広く楽しめるようになった本作を,ぜひ一度遊んでみてほしい。

「バックパック・バトル」公式サイト

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