クリスマス間近の渋谷に「MOTHER3」のニューポークシティがやってきた。ユニークなグッズで一杯の「ニューポーク・パルコ・シティ」レポート

　クリスマス間近の渋谷に「MOTHER3」の「ニューポークシティ」がやってきた。本日（2023年12月15日）から2024年1月14日までの期間，渋谷PARCOでイベント「ニューポーク・パルコ・シティ」が開催中だ。
　「MOTHER」シリーズのファンなら忘れようにも忘れられない，ポーキーの「ニューポークシティ」がフィーチャーされた催しで，さまざまな新グッズが販売されている。開催初日に取材した現地の模様をお届けしていこう。

「ニューポーク・パルコ・シティ」公式ページ

ユニークなグッズで一杯の

「ニューポーク・パルコ・シティ」

　渋谷PARCOにある「ほぼ日曜日」は，コピーライター 糸井重里氏のWebサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」が運営するギャラリースペースで，展覧会やライブなどさまざまな催しが行われている。前述のとおり，現在は糸井氏が監修，企画，設定，全シナリオを手がけたRPG「MOTHER」シリーズに登場する“最悪の隣人”“天才で勇敢で最高にタフなぽっちゃり系”であるポーキーをフィーチャーしている。
　スペース内は「MOTHER3」で彼が作った「ニューポークシティ」をテーマとした空間となっており，そこでは“ニューポークシティに観光客向けのスーベニアショップがあったら，こんなものが売られてるんじゃないか？”というコンセプトによる，“ポップでキッチュな品々”（プレスリリースより）が並んでいる。


　スペースには「ニューポークシティ」の風景があしらわれており，「キングのぞう」をモチーフとしたスタンディは自由に写真を撮れるフォトスポットとなっている。「キングのぞう」といえば，すさまじいHPを誇るが，相手のHPを1にするアイテム「おおみそか」が効くことが印象深い。ただ，大晦日は残念ながら会場がクローズされているので，ほかの日に足を運んでみよう。


　「キングのぞう」の近くには「キングPさま」ことポーキーの部屋をイメージした空間が。ピンク色の床にズラリと並んだオモチャ，大切に置かれている「ともだちのヨーヨー」，これを守るマシュマロちゃん……と，見ているだけで胸がいっぱいになるはずだ。こちらもフォトスポットとなっているので，忘れず撮影しておこう。


　そして，印象深いのが，スペースのあちこちに存在する，ポーキーのセリフが書かれたプレートである。今さら説明する必要もないだろうが，ポーキーといえば自己中心的でひきょう者だが，その実は愛情に飢えており，「MOTHER2」の主人公・ネスとは敵対しつつも彼との友情を大切に思っている……という人物だ。
　その複雑な心中が垣間見えるのがプレートに記されたセリフで，ファンなら見ているだけで当時感じた気持ちや思い出が甦ってくるはず。会場ではシリーズのセリフをまとめた書籍「MOTHERのことば。」も扱われているので，あらためて作品世界に浸るのも良いだろう。


　もう一つ忘れてはならないのが，ずらりと並んだ新グッズ類。このグッズ類は，前述の通り“ニューポークシティにスーベニアショップがあったら”という，ユニークなコンセプトによるものだ。
　「スーベニアプレート（ニューポークシティ）」は「キングのぞう」をあしらったお皿で，まさに土産物っぽい賑やかさがある。「ニューポークシティのおみやげ」は“「MOTHER2」のホテルに宿泊記念グッズがあったら”という発想で作られた「町のおみやげシリーズ」最新作。ニューポークシティにはホテルがないため，「ポーク」をもじった「P-009」の文字が光る。「ポーキーの札束メモ帳」はニューポークシティのお札をイメージしたグッズで，ポーキーの肖像画があしらわれた額面80000DPの札束型。数冊買ってリッチな気持ちになるのも楽しそうだ。また，ポーキーとその家族がテーマとなった「トートバッグ（ミンチファミリー）」，「ミンチファミリーTシャツ」といった，ちょっとオシャレなグッズ類も見逃せない。

「スーベニアプレート(ニューポークシティ)」（税込み1430円）

「ニューポークシティのおみやげ」（税込み1870円）

「ポーキーの札束メモ帳」（税込み880円）

「トートバッグ（ミンチファミリー）」（税込み2200円）

「ミンチファミリーTシャツ」（税込み5500円）

　ポーキーが大切にしていた「ともだちのヨーヨー」をイメージして作られた「ともだちのヨーヨー」は「ネスのヨーヨー」と同じく高い安定性を持つヨーヨーファクトリーの「ループ720」がベースで，暗いところでは蓄光インクが光る。「アクリルキーホルダー（ネスとポーキーとチビ）」はポーキーとネスが仲良く並ぶレアなシーンがモチーフ。ぬいぐるみ「ぼくとともだちシリーズ『ポーキーとどせいさん』」は「MOTHER2」のガイドブック用に作られた紙粘土のポーキー像がベースで，ぬいぐるみならではのあたたかみがある。

「ともだちのヨーヨー」（税込み2200円）

「アクリルキーホルダー（ネスとポーキーとチビ）」（税込み1650円）

「ぼくとともだちシリーズ『ポーキーとどせいさん』」（税込み6600円）

	「マグネットマスコット（リュカ）」（税込み1320円）
「マグネットマスコット（ポーラ）」（税込み1320円）	「マグネットマスコット（ポーキー）」（税込み1320円）

　会場では前述した書籍「MOTHERのことば。（シールブック付き）」（税込み8888円）を始めとした既存グッズも販売されているので，じっくりチェックしてみよう。なお，これらのグッズはオンラインショップ「MOTHERのおみせ」でも販売されているので，会場に足を運べない人は通販を利用してみてもいいだろう。
　「ニューポーク・パルコ・シティ」は入場無料。12月16日，12月17日は事前予約制となっているので，あらかじめ公式サイトをチェックしておこう。

オンラインショップ「MOTHERのおみせ」

「ニューポーク・パルコ・シティ」公式ページ