お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第753回「TGS 2023で我々は何を体験できるのか」
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2023/09/21 11:00

連載

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第753回「TGS 2023で我々は何を体験できるのか」

画像集 No.001のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第753回「TGS 2023で我々は何を体験できるのか」

画像集 No.002のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第753回「TGS 2023で我々は何を体験できるのか」
 さて。「東京ゲイムショウ2023」(以下,TGS 2023)が,本日(2023年9月21日)いよいよ始まります。今年は名実ともにアフターコロナのTGSだと言っていいでしょうな。
 で,だ。ゲイム業界はTGS 2023で何を見せてくれるんでしょうね。これ,毎年言ってる気はするけど。今年はとくにゲイムショウそのものを問われる気がするんですよ。コロナ禍前までは,なんだかんだ言ってTGSに合わせた発表とかそういう情報がTGS基準で回っていた気がするんです。でも,新型コロナが猛威を振るったこの3年半でそうではなくなった。
 厳密に言えばコロナ禍以前から各パブリッシャが独自のメディアを持ってそれぞれの形で情報を提供してはいたけれど,それでもTGSというものがある種の節目にはなっていたと思う。でも,コロナ禍でTGS……というかリアルイベントというもののありかたが一度白紙になり,オンラインで情報をやり取りしたり,離れていても発表を視聴できたり,発表の時刻に見逃してもあとから視聴できたりするのが当たり前の世の中になった。つまり,その場にいなくても情報が共有できるのが普通になった。それも,「こういう方法もある」といった選択肢の一つとしてではなく,むしろ「こういう方法が主流になった」にまで加速した。
 そもそも時間の問題ではあったと思うんです。各パブリッシャが独自の動画メディアを持つようになった時点で,情報という面ではTGSに合わせる必要がなくなったわけで。かつてのTGSは多くの人が一か所に集まって,同時にゲイムメディアだけではなくいろんなメディアが集まるからそこで発表するっていうことに効果があった。でも,各パブリッシャがメディアを持っている今は,無理にTGSの日程に合わせるよりも自分の商品に対して最も効果的なタイミングで発表したほうがいい,という選択もできるようになったわけです。

 となると,ここで問われます。TGSって何なの? って。今ココ。

画像集 No.005のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第753回「TGS 2023で我々は何を体験できるのか」

 で,私は注目しているのですよ。今年こそ,その答えが出るんじゃないのか? と。ちなみに私は,結局のところシンプルなものに還っていくんじゃないかと予想しています。つまり,ライブですよね。音楽で言うフェス。その場に来れば楽しい。情報を求めに来るんじゃなく,遊びに来る。そういう場に戻っていくんじゃないかと。だって,最新情報は現場に来なくても手に入るんですから。現場にしかないモノって言ったら,そりゃ楽しい思い出とか体験でしょ。それを各パブリッシャは提供することになるんじゃないかと思います。
 そしてそれはゲイムというテーマに沿ってさえいれば何でもいいんじゃないかとすら,私は思っています。ライブでもいいし,体験会でもいい。eスポーツでもいい。なんなら歌舞伎をヤってもいいと思うし,宝塚だったりミュージカルで表現してもいいとさえ思います。占いとか,ネイルサロンとか,マッサージをヤってもいいかもしれないね。出展規約とかはあるだろうしどこまでOKかは知らんけど。
 ただ,理想だけで言うとルール内で目を引いたもん勝ち,楽しんでもらったもん勝ちが許されるゲイムショウであってほしいなあと心から思います。「○○(パブリッシャー)のブース,面白かったね」。これが企業に対しても来場者に対しても,両者にとってのメリットになるんじゃないかな。
 まあもちろん,従来のように配布物だったりコンパニオンさんだったりで勝負するのもアリかもしれません。令和はクレーム社会だから,大企業であればあるほど攻めた企画が通りづらくなるのは理解はできるんだけど,ともかく各ブースがアイデアで勝負できるようなお祭りだったら楽しいだろうなって私なんかは思います。

 ……とまあ,ここまで部外者でいちプロレスラーがTGSへの要望を妄想で語ったわけですが。なんだかんだで楽しみだってことなんですよ。さっきも書いたけど,今ってクレームが可視化できる時代ですからね。なるべくマイナスポイントを減らすケツ断が多いのですよ。結果,企業の規模が大きくなればなるほどマイナスポイントを減らす方向に舵を切り,結果,どこも似たような出し物になってくる。だから今すでに数字を持っているイベント,数字が見込めるイベントが行われることが多い。それは決して悪いことではない。多くの人が喜ぶことが確定しているイベントだから。あ,これはゲイムに限った話ではなくてね。
 ただ,TGSから始まるイベント,TGSでしか見ることができないイベントというものがあってもいいのかなぁ,と数字を持ってない私は思ったりもします。それができたら,TGSを楽しみに待つ人って今よりもっと増えると思うんですよね。あと,これも毎年言ってるんだけど,今よりも規模が小さかった時代に自社ブースでプロレスをヤっていたメディアがあるらしいんですよ。最初のうちは,よりによって来場者には見えない形で配信限定のプロレスを見せたりとか。確か,今となっては日本最大級のゲイム総合情報サイトだったと思うんだけど。どうかしてるよね。でもコロナ禍,そういうプロレスめっちゃ増えたよね。時代の先を行っていたと言うと言いすぎかもしれんが……。

TGS 2014の4Gamerブース外観
画像集 No.004のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第753回「TGS 2023で我々は何を体験できるのか」

 というわけで,TGS 2023のゲイムの情報は4Gamerを見るとまとまってるから分かりやすいよ。私も今年は久しぶりの現地でTGSそのもののライブ感だとかイベント感だとか熱気だとかを中心に取材しようと思っております。会場で見かけた人は声をかけてください。投げキッスくらいはします! というわけで,皆様なりのTGS 2023をお楽しみに!

今週のハマりゲイム
PlayStation 5:「FINAL FANTASY XVI
PlayStation 5:「セーリング エラ
PlayStation 5:「eFootball 2024
Nintendo Switch:「ピクミン4
Nintendo Switch:「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ キングダム
Nintendo Switch:「Winning Post 10
iOS:「Pokémon Sleep
iOS:「ヴァイキングライズ
iOS:「ロードモバイル
iOS:「ウイニングイレブン カードコレクション

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
ディーノ選手が所属するDDTプロレスは,9月24日(日)11:30より,東京・後楽園ホール大会「Who's Gonna TOP? 2023」を開催します。ディーノ選手は“フェロモンズファイナルカウントダウン in 後楽園〜3WAYタッグマッチ”に出場し,飯野“セクシー”雄貴選手とのタッグで,平田一喜選手&土井成樹選手、彰人選手&アントーニオ本多選手と対戦予定。ちなみにディーノ選手は「こういう感じでユニットを終わらせるんだったら,全ユニットを終わらせてシャッフルさせてやる」と語っておりましたが,実際のところどうなんでしょう。

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:04月29日〜04月30日