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ハロー!Steam広場 第172回:ライバルを蹴落としながらゴールを目指す世紀末ロードレースゲーム「Road Redemption」
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー! Steam広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者が独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,ヒーラーのくせにDPSランキングでトップ争いをする上級Steamerにジョブチェンジできるかも。
ハロー!Steam広場 第172回は,武装したバイカーギャング達とバイオレンスなロードレースを繰り広げる「Road Redemption」を紹介しよう。追い抜こうとしたライバルの首を跳ねたり,橋から蹴落としたりと,ちょっぴりエキサイティングの度が過ぎるレースゲームだが,やりこみ要素が多くリプレイ性も高めだ。
ライバルを蹴落としながらゴールを目指す世紀末ロードレースゲーム「Road Redemption」
今回はPixel Dash StudiosとEQgamesが手掛けるロードレースゲーム「Road Redemption」を紹介しよう。
ロードレースと聞くと自転車のほうが先に出てくるかもしれないが,本作でプレイヤーが乗り込むのはオートバイだ。ゲームの目的は,国境を越えた先にある目的地まで無事に辿り着くこと。その道中では,趣向の異なるさまざまなレースが用意されており,プレイヤーはすべてのレースを勝ち抜いていく必要がある。
ただしこのゲーム,真面目に走っていてもまず勝てない。というのも,プレイヤーのライバルとなるのは,鈍器や銃で武装したバイカーギャング達だからだ。奴らにはスポーツマンシップに則る気なんてさらさらなく,プレイヤーと並走してその凶器を振るってくる。時はまさに世紀末だ。
そんな「ヒャッハー!」な連中には,こちらも鈍器や銃を持って(物理的に)対話してあげよう。奴らが横に付けて来るのであれば,ナタで首を跳ね飛ばしてもいいし,背中にショットガンをぶちかましてもいい。
とくに楽しいのが“蹴り”だ。バイクごと橋から落としたり,反対車線に押しのけて対向車にぶつけたりと,その時のシチューションによって異なるキルが堪能できるうえ,攻撃時のスキが少ないので普通に強い。後半に出てくる耐久値の高い敵も,蹴りを駆使すれば簡単に倒せる。
手段はどうであれ,ギャングをキルできればブーストゲージがチャージされ,それを吐き出すことで一気に加速できる。このブーストがレースに勝つためのカギになるわけだ。ギャングを蹴散らす痛快さと,ブーストで一気に加速する疾走感が交互に味わえるので,レース中はアドレナリンが止まらない。
ギャングを派手に蹴散らしながら走るのはとても気持ち良いが,武器を片手に公道を爆走していては,命がいくつ合っても足りない。とくに本作のスピードに慣れないうちは,割とあっさり死んでしまうだろう。
ただ,道中で死亡した場合は,そこまでのレースで稼いだ経験値を使って基礎ステータスを上げ,前より少し強くなった状態でスタートできる。要するに,死を繰り返すたびにプレイヤーは強化されていくわけだ。
シングルでも十分にやり込める本作だが,コントローラーが複数個あるなら,友達との協力プレイも楽しめるし,もっとカオスなレースを体験したければ,CPU以上にヒャッハーしているプレイヤー達で賑わうオンライン対戦モードに飛び込んでみるのもいいだろう。ストレス解消には持ってこいのレースゲームなので,興味のある人はぜひ遊んでみてほしい。
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