広告企画
【PR】「マビノギ英雄伝」の進化が全然止まらない。主要アップデートを振り返りつつ,“今”と“ちょっと未来”を見てみる
このところ「マビノギ英雄伝」の動きが活発だ。
2015年でサービス開始から4年目に突入した,ネクソンのオンラインアクションRPG,マビノギ英雄伝。MMORPGライクな共有フィールドと,基本的にはインスタンスダンジョン(※)のみで構成される戦闘フィールドを併せ持ち,ソロやパーティでアクション性の高い戦闘をガンガンこなせるタイトルとなっている。まあ,もはや“有名どころ”の一つと言えるタイトルなので,4Gamer読者でオンラインゲーム経験があるという人なら,名前を知らない人はいないだろう。
※インスタンスダンジョン……挑戦するたびに当該プレイヤー(またはパーティ)専用のエリアが生成される仕組みのダンジョン。その多くは比較的狭い空間となるが,狩場の奪い合いなどが発生しない平和な(?)仕組み
そんなマビノギ英雄伝では,ここ数か月連続で大型のアップデートが行われている。“行われている”としたのは,このアップデートが現在進行形となっているからだ。
具体的には,新章「Chapter 1」の序章「Episode 0」が5月に実装された。続いて「Episode 1」が6月17日に実装され,7月22日には,「Episode 2」に突入する予定となっている。
上記のように本作がやたらとイキが良いので,このタイミングでどういったゲームなのか,そしてこれまでのアップデートでどのように進化してきたのかを,あらためて振り返ってみたいと思う。
序盤のプレイレポートも掲載したので,まだ遊んだことのない人はもちろん,しばらく休止していたという人も「あーこのへんのインタフェースが変わったな」などとチェックしてもらえれば幸いだ。
末尾には今後のアップデートのヒントとなりそうな画像も用意したので,こちらも要注目!
「マビノギ英雄伝」公式サイト
バトル,キャラ育成,装備品収集が楽しい
とにかく“戦い”にフォーカスしたコンテンツ群
マビノギ英雄伝は,ネクソン傘下となっている韓国のデベロッパ・devCAT Studioが開発したタイトルである。MMORPG「マビノギ」を開発したのもdevCATだ。このあたりが少しややこしい。
“マビノギ”の名を冠しており,マビノギの固有名詞やNPCが出てくることもあるのだが,本作とマビノギはまったくといいほど別物のゲームである。オーソドックスなMMORPGであるマビノギに対して,マビノギ英雄伝はこれでもかとばかりに,アクション面,とくに“戦い”にフォーカスしたタイトルに仕上がっているのだ。
本作を簡単に説明すると,MOタイプのアクションゲームである。プレイヤーは拠点となる街で,NPCと会話してクエストを進めたり,戦闘(※)の準備を整えたり,フレンドやギルドの仲間とコミュニケーションをとったりすることができる。そして,ソロで,あるいは最大4人のパーティを組んで戦闘におもむく。前述のとおり,戦闘の舞台はすべてインスタンスダンジョンとなっている。
※本作におけるクエストやミッションに類するものは,「戦闘」と呼ばれる。ややこしいので,一般的な“戦闘”はすべて“バトル”と呼ぶことにしよう
MO然としたバトルのフィールド |
バトルに入ると,プレイヤーは武器,魔法(またはそれに類するもの),格闘攻撃,さらにキャラクターそれぞれが持つスキルを駆使して,襲いかかってくる敵を倒していく。アクション重視というか,ここは完全なアクションゲームで,コンシューマゲームで言うなら,そのプレイフィールは「モンスターハンター」や「ファンタシースターオンライン」に近い感じだろうか。
ダンジョンはたいてい10分から20分前後で遊べる程度の長さで,最奥にはボスがいる。それを倒せば,経験値や報酬が獲得できるという仕組みだ。
……と大ざっぱにマビノギ英雄伝を紹介したところで,ゲーム開始から序盤のプレイを,スクリーンショットを中心にして見ていこう。
序盤のプレイで基本的な流れを見てみる
ログイン後,プレイヤーはまずキャラクターメイキングを行って――と一般的なゲームなら進みそうなところだが,本作ではまずキャラクターを選んだところで,ちょっとしたプロローグが始まる。ここで,簡単な世界設定と,プレイヤーがこの世界で戦う理由が示されるわけだ。
なお本作ではキャラクター=キャラクタークラスとなる。性別はキャラクターによって違っており,キャラクタークラスの性別も固定となっているのだ。
これがキャラクターの選択画面。ここにいる9人からプレイヤーの好みのキャラクターを選ぶ |
ちなみに公式サイトのキャラクター紹介ページでは,担当声優やその使用難度のほか,スキル表なども確認できる |
今回は,アリシャでスタート。剣と魔法を駆使して戦う,2014年12月に実装された最新キャラクターだ |
プロローグが終わると,キャラクターメイクに進む。髪型,顔,体型などその項目は多彩で,必ず好みのビジュアルに仕上げられるはず。衣装を着せてみたり(脱がしてみたり),ポーズをとらせてみたりと,いきなりスクリーンショットの撮り甲斐がありすぎて困るところでもある。
キャラクターメイクを終えると,キャラクターが序盤の拠点となるコレンの町に降り立つ。ここでNPC達と会話してミッションを受け,各施設へ向けていわゆる“おつかい”に走ったり,戦闘へ赴いたりする。
NPCとの会話は,このような家屋で行うことが多い |
拠点のフィールドではMMORPGライクにほかのプレイヤーとコミュニケーションが可能。なお本作は1サーバーでの運営となっており,プレイヤーはチャンネルという単位で振り分けられる。チャンネル移動はいつでも可能となっているので,「キャラクターを作ったサーバーには友達がいなくて……」みたいなことにはならない |
プレイヤーは,プロローグで巫女・ティイを助けた功績により,カルブラム傭兵団として迎えられている。最初の任務は傭兵訓練場で戦うことだ。というわけで,ちょっと戦闘に行ってみよう。
戦闘へは,この船着き場から向かうことになる |
ここにある掲示板のようなオブジェクトで,挑戦する戦闘を選び,ソロで行くか,パーティを募るかして(続く) |
前述のとおり本作の戦闘の舞台はすべてインスタンスダンジョンだ |
戦闘はひたすらアクション |
序盤は,ところどころでヒントとなるメッセージが表示される |
敵に狙いを付けて槍を投げたり(続く) |
落ちている物を拾って武器にしたり,といったことを覚える |
最深部ではボスとバトル |
倒しますよ,と。ボス戦のトドメはスローモーションでじっくり眺められる演出もあり |
ボスのドロップしたアイテムを拾いつつ(続く) |
戦果を確認。経験値をもらって終了だ |
そして船着き場に戻ります |
このように,NPCと会話してストーリーを受ける,そして拠点から戦闘へ挑戦するというのが,本作の基本的な流れだ。
その過程でキャラクターは成長し,新たなスキルが習得可能になり,モンスターからのドロップや製作,強化などによって装備が整っていく。そしてもちろん,戦闘もより高度なものとなる。
スキルウィンドウでスキルをアンロック/レベルアップする |
さて,ほとんどのプレイヤーは戦闘を何度かこなすと「すべては戦いだな」ということがすぐに理解できるはずである。いや,勘のいい人なら,プロローグの段階でその片鱗を見て取れたかもしれない。
スキルや“回避”を駆使する戦闘は,かなりプレイヤースキルを問われる。どのように立ち回ってこちらの攻撃のスキを見せないか,といったことで頭を悩ませることも多い。
このワラワラ感たるや…… |
スキルは多彩で,攻撃に関するものはかなり爽快感を重視したものとなっている。しかもスタイリッシュだ。アリシャで言えば,レベル18で覚えられる「ルインブレード」が最初のそれだった。この圧倒的バッサリ感を一回試してみてほしいなあ,だめかなあ,いいじゃん,ちょっとだけ……というのが,筆者の正直な感想だ。
ルインブレード始動 |
大きく振りかぶり(続く) |
くらええええっ(続く) |
ズバシュッ!(擬音は適当) |
大ダメージいただきました |
また戦闘のフィールドたるマップは,トラップあり,隠し通路ありと,ギミックが満載だ。場所によっては,落下する天井(棘付き)を利用して敵を即死させたり,吊り橋に敵を誘導して橋ごと落としたり,といったこともできる。知識を溜めて効率を高めていくと,レベリングなどで「何度も同じダンジョンに挑戦する」ことも飽きずに行えるというわけだ。このあたりもなるほど良くできている。
天井落とし。仲間の上に落としても即死するのでそこは注意 |
分かりやすいトラップも。けっこう当たるけど |
なお本作は,「プレイヤーの選べるキャラクタークラスに,バトルを苦手としているものがいない」というのもポイントかもしれない。これにより,仲の良い友達とつるまない,いわゆる“野良”プレイヤーでも,気兼ねなくパーティメンバーを募ったり,募集に応じたりといったことが可能となっている。
レベリング目的というだけなら,「よろしくお願いします」「おつかれさまでした」だけでも,十分にパーティでのバトルを楽しめるはずだ。
パーティプレイなら戦闘の効率は高まるし,何よりも遊んでいて楽しい。野良でも十分楽しめるが,やはり友達を誘ってプレイを始めるのがオススメ |
主要なアップデートを振り返って
2011年からの進化具合を眺めてみる
ここまでは“今のマビノギ英雄伝”を見てもらった。では本作はどういった歩みで,ここまで進化してきたのか。次は正式サービスから4年間の歩みを,主要なアップデートを基に振り返ってみたいと思う。しばらくマビノギから離れていたという人の,復帰の一助になれば幸いだ。
■2011年11月30日 正式サービス開始
本作の正式サービスが始まったのは,2011年11月30日だ。リシタ,フィオナに加えて,正式サービス開始のタイミングで,魔術師のイヴィが追加されることとなった。今にして思えば,それぞれ個性があるとはいえ,初期キャラクターが3人とはちょっと寂しい感じではあったが……。
ちなみに本作は,クローズドβテスト,オープンβテストの段階から日本国内でもさまざまな話題を振りまいていた。女優の石原さとみさんを起用したTVCMが放映されたのも,記憶に新しい(そうでもない?)。
■2012年1月26日 大型アップデート「Destiny」でパラディン/ダークナイトに変身できる「盟約」システムが追加
このアップデートにより,マビノギではすでにお馴染みであった,パラディンおよびダークナイトへの変身が可能になった。
変身中はキャラクターの能力が大幅に向上し,攻撃範囲も広くなる。クールタイムが1時間と長め,さらに変身解除後は盾以外の防具がすべて破壊された状態になるなど,かなり強めのデメリットはあるが,ボス戦などでは大きな効果を発揮する新要素である。
■2012年2月22日 第4のプレイアブルキャラ・カロックが追加
2がたくさん並んだこの日には,巨大な武器「バトルピラー」を使ったパワフルなバトルと多彩な格闘アクションを特徴としたジャイアントの戦士・カロックが追加された。肉体派の登場だ。これでプレイアブルキャラクターは4人となったが,それでもまだ寂しげ。
■2012年7月18日 第5のプレイアブルキャラ・カイが追加
カロック追加から5か月ほど間を置いて,遠距離攻撃を得意とした弓使いことカイが追加された。ショートボウからロングボウへと自由に変形できる特殊な弓を武器として使用するキャラクターだ。
これでプレイアブルキャラクターは5人となった。「カイは中年である」という点も相まってか,キャラクターのバリエーションが豊かになってきたという感じもしてきた頃である。
■2012年8月22日 「騎士団レイド」が追加
この日に実装された騎士団レイドは,24人が参加可能という大規模なレイドコンテンツだ。
「兆候」「古代種族」「魔族の神」という3つの戦闘が追加され,それぞれ巨大熊,女王蜘蛛,巨大ドラゴンとのバトルを楽しむことが可能となった。マップ内を自由に飛び回り,ブレス攻撃でプレイヤーに圧力をかけるドラゴンは,やはり迫力満点である。
■2012年9月19日 Episode 10「God Slayer - 解き放たれた運命 -」の実装により,SEASON1のストーリーが完結
この日,SEASON1のストーリーの最終章となるEpisode 10が実装された。本作では予言の神が降臨すると伝えられている場所こと「エリン」が重要な存在となっているわけだが,そのエリンへの行路と言い伝えられている空間として,新地域「ハイデ」が追加。合わせて,騎士団レイドの新たな戦闘も追加されている。
■2012年11月20日 SEASON2開幕。Episode1が追加
SEASON1でストーリーが終わったかに見えた人もいたと思うが,もちろんマビノギ英雄伝は終わらない。この日,新たなストーリーとなるSEASON2が開幕したのだ。
SEASON2は,SEASON1のEpisode1を分岐点としたパラレルワールドとして登場した。前述した序盤の拠点・コレンに残って傭兵団や王国騎士団と共に戦うか,新しい村でトレジャーハンターになるか,という分岐である。SEASON2におけるプレイヤーは,新しい村・モルバンを拠点として冒険することになったわけだ。
■2012年12月 第6のプレイアブルキャラ・ベラが追加
SEASON2開幕から間を置かずに,6人目のキャラクター・ベラが追加となった。自由奔放で堂々とした性格の女剣士である。デュアルソードを駆使するキャラクターで,スタイリッシュかつスピーディな攻撃が魅力だ。
■2013年1月 「アバターシステム」が追加。キャラの外見がより自由に
アバターシステムが追加された。本作でいうアバターとは,キャラクターの装備とは別に,外見だけを変更できるシステムのこと。部位ごとに着脱も可能で,キャラクターのビジュアルをより自由にいじれるようになった。“着ぐるみ”などもあり,ゲーム内がかなり華やかになった。
■2013年7月 禁断の恋を描くイセットとハヴァンのストーリーが追加
ここで大型アップデート「SEASON2 Episode2 『RAID』- 黄昏の姫君 -」が実装。これにより,禁断の恋だと分かっていながらも愛し合ってしまったイセットとハヴァンとのストーリーが追加された。
そのほか,黄昏の砂漠に巨大なレイドボスモンスターが出現するようになったのも,本アップデートからだ。
■2013年12月 第7のプレイアブルキャラ・ハルクが追加
キャラクターは年末に追加されるパターンになったのかな,という感じで,第7のプレイアブルキャラクターことハルクが追加された。
ハルクは,強靭な身体を持つ大剣使い。多彩なコンボ攻撃で自身の攻撃の流れを止めることなく,素早く敵を倒すことができる超攻撃型のキャラクターである。漫画「ベルセルク」のガッツよろしく大剣をブンブン振り回すその姿はまさに圧巻。最もバッサリ感を味わえるキャラクターかもしれない。
■2014年3月 1対1の競技場「PVPアリーナ」が実装
新たなPvPコンテンツとなるPVPアリーナが実装された。これは,プレイヤー同士が1対1で戦うというもので,1対1での戦いが同時に4試合開催されるという仕組み。これらの競技場を,大勢のプレイヤーが周囲から観戦できるというのも面白い点だ。
■2014年4月 Episode4「RAID - それぞれの運命 -」が実装され,SEASON2のストーリーが完結
Episode4「RAID - それぞれの運命 -」が実装となり,SEASON2のストーリーが完結した。これによってプレイヤーは,SEASON1時点では謎に包まれていた預言者の存在や,“SEASON1 Episode10の裏で何が行われていたのか”を知ることとなった。
■2014年7月 第8のプレイアブルキャラ・リンが追加
8人目のプレイアブルキャラクターとして追加されたのは,槍使いのリンだ。リンは連続攻撃や敵のスキを突く攻撃を得意としており,軽やかで爽快なアクションを楽しめるキャラクター。手数で押すタイプである。東洋風のビジュアルもいい感じ。
■2014年9月 高レベル向けの新たな戦闘地域「ニヴルヘイム」が実装
このアップデートで,高レベルプレイヤーのための高難度ダンジョンを含む地域であるニヴルヘイムが実装された。
この新地域を舞台とした戦闘「地獄の女王」が実装され,そこでプレイヤーは,「サキュバスクィーン」と戦うこととなった。サキュバスクィーンは華麗かつ細かい攻撃パターンを持つ強敵で,戦闘中にプレイヤーが「悪夢」に引き込まれるというのもポイントとなる。悪夢から抜け出すには,「画面左右に表示される光の玉の動きに合わせ、タイミング良く左右のキーを押す」というリズムゲームライクなミニゲームをクリアする必要があるのだ。
■2014年12月 第9のプレイアブルキャラ・アリシャが追加
そして昨年末。ここで,プレイレポートでも筆者が使ったアリシャが追加された。現時点では最新のキャラクターである。
前述のとおりアリシャは,ロングブレードと魔法(キャストレット)を使用する魔法剣士だ。右手でロングブレードを振り回しながら,左手に装着したキャストレットでマナストーンを生成し,敵に投げつけて攻撃する。遠近で高い殲滅力を誇るキャラクターだ。
楽園「エリン」降臨後の世界で戦う主人公を描く
新章「Chapter 1」のEpisode 2以降の“なにか”をチラ見せ
というわけで,Chapte 1の詳細をここにびっしりと記載し――たいところなのだが,残念ながらEpisode 2以降についてはまだ情報がない。
ただし今回は,今後のアップデートのヒントとなりそうな画像が届いているので,以下に掲載しておこう。
一つは4本の腕を持つ新レイドボスモンスター「古代グラスギブネン」。「ベン・チェナーの中腹」に登場するこのボスは,Season1に登場した「グラスギブネン」が,もっと若く,速く,強くなったという強敵だ。
もう一つは,「背中スロット」。これにより,アバターの上からでもキャラクターの背中に翼を装着できるようになる。とくに能力値は設定されていない,おしゃれアイテムという位置付けだ。ゲーム内の「交換商店」で,ガチャやイベントなどで手に入る「祝福のコイン」と交換できるもので,まずはこの「ブラックエルキュロスの翼」が実装されるという。
それぞれの詳細については後日明らかになるとは思うが,まずはじっくりと画像を眺めて,想像を膨らませておいてほしい。
■新ボス・古代グラスギブネン
■背中スロット「ブラックエルキュロスの翼」
「マビノギ英雄伝」公式サイト
- 関連タイトル:
マビノギ英雄伝
- この記事のURL:
Copyright(C)2011 NEXON Korea Corporation and NEXON Co., Ltd. All Rights Reserved.
- マビノギ オリジナル・サウンドトラック
- ミュージック
- 発売日:2005/12/22
- マビノギ 公式ガイドブック (4GAMER BOOKS)
- 本
- 発売日:1970/01/01
- マビノギ ナオ (1/8スケール PVC塗装済み完成品)
- Toy
- 発売日:2006/01/28